2日目

 毎週日曜日は平日の食事の準備をしている。ブロッコリーを茹で、ごはんを炊いて小分けにして冷凍して、出汁をとってジップロックスクリューに入れて冷凍して、ミニトマトを洗い、日持ちしそうなおかずを2品くらい作って、肉や魚を塩麹につけてそれも冷凍する。家事は苦痛だけど、毎日外食するほどの金もないし、毎食どこで何を食べるか考えるのもめんどくさい。だから仕方なく食事の用意をする。

 普段仕方なくしている家事だけど、先週あたりになぜか突然ポトフを作りたくなった。けど、ポトフが作りたい食べたいとか言いながらおいしいポトフ像が貧困だったので、料理の上手い友人に聞いて、ウインナーとか入れるとよいっぽい、塩豚で作るとなおおいしいとなど教えてもらった。そして、先週塩豚を仕込んでこの日曜を迎えたのだけど、朝起きてそういえば去年のモダンインディアンコースにポトフみたいのなかったっけ?と思い、イナダシュンスケのツイートを検索したらやっぱりあった。ベーコンやソーセージは入れない、コンソメも使わない、キャベツも入れない原理主義的ポトフ。わたしはこれを作るのがおそらく正解だ。だって塩だけでいいんだもの。加工肉もコンソメも普段使わないからできれば買いたくない。買ったところで残りのウインナーを持て余すのが目に見えてる。塩だけ。すばらしい。イナダさんのレシピだとパセリとタイムとローリエも使用して塩豚を作るのだけど、先週のわたしは塩だけで塩豚を仕込んだ。なので、可能な限り原理主義者に近づけて、入れる予定だったキャベツは除いてポトフを作成した。これすごくおいしい。ポトフ作りたいと思ったときはこれを作ればいいわけだ。次はタイムとかを入れて塩豚を準備しようと思う。あと、必要に迫られてする家事は心を無にするが、イベントとしての料理は楽しい。

 夜はこのポトフを食べながら、友達とスカイプ飲み会をした。またやりたい。

医療資源の配分に関する論文を少し読む。あと『ドゥームズデイ・ブック』とジェームズ・ブラッドワースの『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』の続き。